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セントラルヒーティング用ボイラー修理

北海道の話です
賃貸住宅が、灯油セントラルヒーティングという暖房設備の物件でした
灯油でお湯を沸かして、そのお湯を各部屋に循環して部屋を暖めます

お湯を作る灯油ボイラーは、
サンヨー油だき温水ボイラー HBU-AK113A
1996年製造と書かれています

で、引っ越す 1ヶ月前に、その灯油ボイラーが故障しました
着火しません
エラーコードは E1とか E2とか
取扱説明書によると、E1は着火不良。E2は書いてませんでした

管理会社に連絡しました。そうしたら近くの業者が来ました
が、製造年月日を見て即答しました
コレは直らない、無理、買い換えるほか無い、買い換えると 40万ぐらいかかる、通常灯油ボイラーは、10年ぐらいしか持たない物だ、コレが20年使えていたのが奇跡だ。とか言い出すしまつ。で、管理会社が、この賃貸物件のオーナーに連絡したら、そんなお金は掛けられない。引っ越すまで寒くても我慢してくれって。。。。。おいおい

で、我慢していましたが、朝氷点下になりだして寒いので、なんとか自分で修理できない物かと、出来そうなことをやってみました


フタ開けたところです
それほど難しくなさそうです

まずは、青矢印の部分を回して、中に入っていた灯油のフィルターを取り外しました
20年間、1度も交換したこと無かったんでしょう。汚れてました
直径 20mm、長さ 30mmぐらいの紙フィルターですが、そんなの持っていないので、取り付けませんでした
灯油は、このボイラーに来る前に、外に置いてある灯油タンクの出口。2階に灯油ボイラーあるので、加圧ポンプの部分など、何カ所かフィルター通ってきているので必要無いでしょう
(ホームセンターで売っていたら買ってくることにします)

その次に、赤矢印のネジを外せば、灯油が燃えるバーナー?の部分が出てくるかと思いましたが、残念ながら、赤矢印の 2本を外しても、黄色矢印の灯油の通る銅配管が、ずうっと奥の方まで刺さっていて、灯油を吹きだしている部分を確認することは出来ませんでした

その次は、緑色の矢印。コネクターを、見付けた物全て、抜いてグリグリやって接触不良を直していきます
矢印を付けたコネクター以外にも、覗き込むとたくさんコネクターがあるので、手の届く範囲は全て抜き差ししました
紫矢印の先にコントロール基板があるのですが、そこに刺さっているコネクターもグリグリやります (コントロール基板は、残念ながら、簡単に取り外せそうではありませんでした)

で、試したところ、なんと、問題無く着火します
直りました
まだまだ使えそうです

追記
修理した日は 5時間ぐらい連続して動作したので、直ったーーーと思いましたが、
次の日から、着火しても 5分でダメとか、ダメダメになってしまいました

SHARP LC-26P1で HDMI 音声

ちょっと古い液晶TVですが、26inchでフルハイビジョンで、PC画面と TV画面を切り替えながら使えるかな?
と思って昔購入した SHARP LC-26P1です
売っても二束三文だし、台所で TV見るように使うか?
と思い、BDレコーダーと HDMIで接続しましたが、

『対応できない音声信号が入力されています
出力機器側の設定を確認して下さい』
と表示され、どうしても音声出ません

結局、HDMIの音声は LPCMでなければ出ないらしく
BDレコーダーの音声出力設定で、
デジタル出力を Bitstreamから LPCMに変更したところ、音声出るようになりました

ケーブル悪いんじゃないかとか、HDMI分配器が悪いんじゃないかとか、
色々買っちゃったなぁ

対応できない音声信号です、出力機器側の設定を確認して下さい
ではなくて、
出力機器側でデジタル出力の設定を LPCMにして下さい
ってエラー出てくれていれば、最初かから設定を変えたのに

TDS540写真

Tektronixの TDS540コンデンサ交換の時、電源部分は問題ないのか?
と思い電源カバーも開けてみました
その時撮影した写真です
風景をパノラマ写真にするソフトで合体できるだろう
と思って狭い範囲を拡大して撮影したのですが、パノラマソフトで合体できませんでした
ばらばらですがせっかく撮影したので

CRTの後ろ側

CRTの後ろ側2枚目

電源1枚目

電源2枚目

おまけ
オークションで買った Agilentのプローブ 1165A 500MHzが、オシロ側の穴の径が小さく
差し込めずに使えなかったんですが、せっかく今回ばらしたので、オシロのプローブ差し込む部分
の穴を広げてしまいました
プラスチックなので、普通の棒やすりでシコシコこすってたら簡単に穴広がりました
まん丸ではありませんが・・

TDS540修理その続き3

TDS540のコンデンサー液漏れ交換ですが、キーボード部分を外したら裏側に付いていました
ここに付いているコンデンサーが一番広範囲に液漏れしてた様に感じます

この写真はコンデンサ交換後の写真です

で、コンデンサを交換してて、半田付けするのが非常に難しいんです
表面実装タイプのコンデンサーなので、片方の足を半田付けするとき、
もう片方を隙間が空いた状態にしておいて半田付けした後、
隙間が空いた側の足は、隙間を埋めるように半田付けするほかありません
だから両足半田付けした状態で、斜めにかしいでいるという
かっこ悪い半田付けになってしまいます
しかし、半分以上終わった後、コンデンサーをぴったり 5mmのサイズでなく、
少し小さめの 4mmとかにしたらパターンが見えるようになるから
交換が簡単なんでは?
と思い、コンデンサの買った数も結局足らなかったので、追加で買うのは直径
小さめのにしてみました
UZS1V100MCL1GB (Nichicon)
35TZV10M4X6.1 (Rubycon)
EMVA100ADA330MD55G (Nippon Chemi-Con)
(リンクが間違っているかもしれません)

結果、当たりでした
基板の半田面が半田の小手先の幅ぐらいは見えるようになるので、
半田がしやすくなりました
最初から 4mmで全部買えば良かったーー

結局、
10uF 35V 40個
33uF 10V 70個
送料込みで 4900円
これだけ買ってほとんど余りませんでした
ちなみに、取り外すときパターンをもいだりとか 1個もありませんでした
電源も無事入りました
長持ちしてくれることを願います

PICKIT3での簡単書き込み

PICへの書き込みは、今まで秋月ライターを使っていましたが、
18Fシリーズを買ったので秋月ライターが使えなくなり、PICKIT3を買いました

普通は MPLAB IDEを使って書き込むんでしょうか
なんか面倒だったので探したら、コマンドラインベースの
PK3CMD.exeというツールがありました
バッチファイルを作成しました
このバッチファイルを sendtoとかに入れておけば、
HEXファイルを右クリックして送る、で書き込めます

@echo off
@echo “PICKIT3を使って 16F88へ %1を書き込みます”
cd C:\Program Files\Microchip\MPLAB IDE\Programmer Utilities\PICkit3″
PK3CMD.exe /E /M /L /P16F88 /F%1
@echo.
@echo.
@echo “書き込み終了しました”
@echo.
@echo.
pause

TDS540修理続き2

電解コンデンサ交換続きです

基板を取り外そうとしたのですが、ケーブルが付いています

どうやって外すんだろうか?と思いましたが、
引っ張ったら外れました
刺さっているだけです

外したら、こんな同軸?のコネクターでした

下側の基板に付いていたシールドの板を外してみました

シールド版の下にもいっぱい付いていました

注文していたコンデンサーが到着したので、早速交換してみました
まずは、コンデンサーの端子を予備半田します
簡単にはがれる両面テープを紙に貼り付けて、コンデンサーを裏返しにして貼り付けます


一気に予備半田をします

次は液漏れしたコンデンサーを外す作業です
こうやったら簡単でした
切れの良いニッパーで

ちょん切っていきます
コンデンサの中には端子からの電極が通っていますから
切る方向は、端子に力がかからない向きで
コンデンサ内の端子が切るとき引っ張られて、パターンはがしちゃったら大変です

こんな風にとれます

コンデンサーが外れたら、古い半田を吸い取って
アルコールで綺麗にして (コンデンサから漏れた液体が広がっているかもしれないので広範囲に)
買ったコンデンサを取り付けます
しかし、外すのは難しいだろうと思っていましたが逆に簡単
取り付けるのは簡単だろうと思っていましたが、これが予想以上に難しいです


おいおい、一つとしてまっすぐ付いているの無いぞ・・ orz

Tektronix TDS540

YAHOOオークションで購入しました
Tektronix TDS540です
5万円でした
興味があって開けてみました
なんと


コンデンサーが液漏れ済みです

危ないです
良く聞く、self testで Acquisition FAILと出る日も近い??
この時期の電解コンデンサは、電解コンデンサの中に使用されている水分、食塩水と言って良いのかな、が、ゴムを浸食しちゃうんだって
(ここまで internetの情報)
で、ゴムが劣化してお漏らしして、食塩水が基板のパターンをボロボロにする
って筋書きなんだと思います(これは私の想像)


これは上側のボード


これが下側のボード

コンデンサ小さくて見えないので、白いタテ線、ヨコ線を引いてあります

全部で
33u10V 34個
10u35V 11個
が付いてます
表面実装タイプの直径 5mmタイプです
(アルミのシールドの裏にも付いてます、SW付いてるパネルの基板は確認していません)

インターネット通販の RSとかだと、こんな検索で良いんだと思います
http://jp.rs-online.com/web/c/passives/capacitors/aluminium/?sort-by=default&sort-order=default&applied-dimensions=4294888641,4294888427&lastAttributeSelectedBlock=4294959662

数が足らなかったので Digi Keyで頼んでみたら、Digi Keyの方がたくさん在庫ありました
http://www.digikey.jp/product-search/ja/capacitors/aluminum/131081?k=10UF
ただ容量で検索した後、フィルターで絞っていくとよいようです
送料が 2000円とかべらぼうな値段でした。RSの方は、代引き代が込みで 500円だったような気が・・

Chip1Stopも調べてみました
http://www.chip1stop.com/search.do?keyword=10uF&classCd=030102&classLv=3&dispAllFlg=true
送料は RSと同じぐらいでした
品数も RSと同じく、あまり豊富ではありませんでした

交換してみたら再度報告します

千石電商の Weller921Z

秋葉原の千石電商店頭で売っているという、1980円の Wellerの半田ごて、
『ダメ元で通販出来るか聞いてみたら?、右上の方にお問い合わせってあるよ』
と 2chで書いている人がいたので、それもそうだなと思い、早速問い合わせてみました

> ご注文/見積依頼内容 : 秋葉原店の店頭で販売している wellerの半田ごてですが、通販可能でしょうか?
> 可能でしたら、着払い、代引きで 1個購入します
> 送って下さい

したら次の日、

ご注文の商品を本日出荷致します。
合計金額 2814円 (商品代+送料+代引き代)

オォ、買えた
来たのはこんなの

持つところには最初黒いスポンジが付いていましたが、
製造年月日がびっくりの 1996年12月 (裏面のシールによると)
の為かどうかは分かりませんが、カビていました
それと、そのスポンジが付いていると、
持つところが太くて気に入らなかったので、取っちゃいました

しかし残念ながら、付属のコテ先がちょっとどころか相当太めです

普通の 2.54mmピッチのユニバーサル基板に
オリジナルのコテ先を当ててみたところです
この写真は、なんだ太すぎ!
と思い、良いのか分からないけど、
やすりで削ってとんがらせた後の写真です

それでもまだ太い
隣と当たってる

そこでインターネット調べたら、コテペン40という商品のコテ先を
加工すれば使えると言う記事を見つけたので、さっそく買ってみました
CeraCote
って所しか見つからなかったなぁ
このページの中の SS2B0.5ってのが極細でした

これが SS2B0.5を取り付けて 2.54mmピッチの
ユニバーサル基板に当ててみたところです

ただ前にも書きましたが、コテ先の加工が必要です


これが Weller921Zのコテ先を分解した写真です
左から
セラミックヒーター
オリジナルコテ先
コテ先とヒーターを入れる筒
その上からかぶせる筒
0.5mmの極細 (買ったやつ)
ちょっと太めだった物 (これも買ったやつ)

どう違うかというと

銀色がオリジナル品
黒いのが買ったコテペン40用です
長さが異なるのは問題ありません
銀色の方は、半円が切れているんです
そこがピンクのセラミックヒーターと重なるようにして筒に入れます
ですから、黒の方は半分削るなりしないとダメです
ただ、コテペン40用も、中心にスリット(コテペン40ってのは、ここにヒーター差し込むんだと思う)が入っていますから、切るのは 2mmぐらいです


せこいヤスリですががんばってみました
割と簡単に 3分ぐらいで切れました
このスリット終わってる部分をカットするだけで、太さはそのままで問題無く入りました