2016年6月24日、英国の EU離脱するかの総選挙が行われましたが、前評判に反して離脱が過半数となりました
その後、イギリスのキャメロン首相がイギリス現地時間 16時に記者会見し、首相を辞任すると発表があり、
会見が行われました。その全文です
ちょっと聞いてて感動したので載せる事にしました
(日本語訳は、BSフジの PRIME NEWSより)
おはようございます、みなさん
イギリスはたった今、おそらく歴史的にも最大の民主的決断を下した
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、ジブラルタルから
33万人以上の人々が自分の発言権を行使した
この島国に、このような大きな決断を行える人々がいる事を誇りに思う
議会制民主主義があるだけではない
どのように政治を行うかというやり方についても
国民に問いかけをするときがあり
今私たちはまさにそれを行った
英国民は EU離脱を決断した
その意図は尊重しなければならない
党の違いを超え、国の利益のため
私の考えに賛成してくれた人々に感謝する
そして、離脱に投票した人々の
積極的な考えにお祝いを申し上げる
国民の意思をかなえる事は私の使命
これは軽い決断ではない
この思い決断に関しては
多くの組織によって多くの事が言われてきた
結果には疑いの余地も無い
世界中が英国の行った決断に注目している
私は、イギリス経済の基盤は強いと
市場、投資家たちに強調しておく
私は欧州に住む英国人、英国に住む欧州人に
投票による変化はすぐには起きないと強調しておく
渡航、貿易、サービス取引への影響も
すぐにはない
私達はスコットランド、ウェールズ、
北アイルランド政府とともに EUとの交渉を開始し
イギリス連邦すべての利害を
守らなければならない
これには強いリーダーシップが必要である
私は 6年間イギリスの首相を
勤めてきた事を誇りに思っている
私達は大きく前進した
史上初めての高い雇用率を達成した
福祉、教育改革も行った
人々のチャンスを増やし
より強い社会を構築してきた
世界中の貧しい人々に
その公約を果たしてきた
性的嗜好にも関わらず、結婚できるようにした
何よりもイギリスの経済力を立て直した
それを実現可能にした人々に感謝する
私は大きな決断から逃げるのでは無く
立ち向かわなければならないと信じる
だからこそ私達は 70年ぶりの連立政権を
打ち立て、景気を立て直した
だからこそ私達は
スコットランドで国民投票を行った
だから私は EUに対して英国の立場を交渉し
国民投票を行う事を誓い、そして実行した
私は、この国民帳票を
私のやり方で戦った
私の頭と心と魂で
自分の考えている事を述べるというやり方で
私は引き下がる事はしません
私はイギリスが EUに留まることが
イギリスを強く豊かにすると強く信じていた
私にとって国民投票の結果は
それしか考えていなかった
しかし英国民は別の道を歩むと
明確に決断を下した
よってその方向に進むための
新しいリーダーシップが必要である
私は今後、船を安定させるため
首相としてできるだけの事をする
しかし私は次の行き先へ進むのに
船長となるのは正しくないと考えている
これは軽い決断では無い。国には安定が必要である
そして新しいリーダーに引き継ぐ事が必要になる
今は明確な予定は無いが、10月の保守党大会までには
新たなリーダーシップが必要と考えている
安定は重要である。私はこれからの3ヶ月間
首相としての職務を続ける
閣僚会議はげ宇掉尾に行われ
英国銀行の総裁が金融政策に関する声明を出す
また女王のスピーチ前に議会で制定した立法措置も
継続して行う。今朝、女王にも方針をお伝えした
EUとの交渉は新首相が行う
新首相がいつ(リスボン条約)第50条を発効し
正式に EU離脱のプロセスを開始するかも決定する
私は来週 EU審議会に出席し
英国民の決断、私の決断を説明する
これは英国人の選択であり
尊重しなければならないだけで無く
私を含め敗北した側の人たちも
協力しなければならない
イギリスは特別な国です
私達には強みがあります
たとえば平和な議論を通じて
自国の将来を決定するための議会制民主主義がある
優れた貿易、科学とアート、技術
創造性の国であり、世界中から尊敬されている
完璧では無いが、多民族国家の
民主主義モデルとなることはできる
努力をした人たちが
最高のレベルまで到達する事ができる
EU離脱は私の推奨する道ではないものの
私は真っ先に皆さんの力を信じます
英国は EUを離脱しても生き残る事はできる
その道を見つけるのです
離脱が決断された今、最善の道を探らなければいけない
私はできるだけの支援をする
私はこの国が好きです
これを見届けた事を光栄に思う
そして、この素晴らしい国が
成功するための最善を尽くします